「大切なのは、自分の基準」

自分のこころのなかをキチンと理解していると

「世間」という、ほかの人の意見に

まどわされることが、少なくてすむ。

ほとんどの人は、いろいろなことに迷っている。

進学のことやともだちのこと。

恋愛のこと、結婚のこと、仕事のこと。


だから、自信たっぷりに大きな声で

正当にきこえる意見をいう人に会うと

こころが、迷ってしまう。


「その意見は、その人のものであって
自分に当てはまるものではない」という

当然のことを忘れてしまって。

新しい考え方や物の見方をとりいれていくのは、いい。

だけど、本当は納得していないのに

なんとなく、大きな声に従ってしまうのは、後悔の原因。

「世間では・・・」「ふつうは・・・」
「あなたのためを思って・・・」

そんな言葉を

口にする人が近くにきたら

とりあえず聞いているフリをしておこう。

「世間」なんて言葉に

こころが、ゆれないために。



※『気持ちの手帖』　廣瀬　裕子　著から

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